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 我々の研究室では,物質の示す多彩な性質とそれらの発現機構を,量子力学と統計力学に基づいた現代的な理論手法を駆使して解き明かすことを目的とした研究を行っています。特に興味をもって研究しているのは,固体中を運動する電子が主役を演じる様々な相転移やそれにまつわる新奇な物性です。実際のモノに密接に関わる研究から,これらの多彩な性質に対する統一的で普遍的な理解を得ることが研究の目標です。
 意欲的な学生が当研究室を進学先として志望されることを強く期待しています。研究内容に少しでも興味のある方は研究室を気軽に見学に来てください。電話やe-mailでの問い合わせも歓迎です。
強相関系の理論物質科学 - 新規量子現象の解明と創出
 主な研究対象
  • 物質:強相関電子系 (遷移金属化合物, 希土類化合物, 分子性導体, ...), 表面・界面, ナノ構造, ...
  • 現象:電子相関, 金属絶縁体転移, 磁性, 臨界現象, 量子揺らぎ, 電荷・スピン・軌道の自由度, 幾何学的フラストレーション, スピン液体, トポロジー, 自己組織化, ダイナミクス, ...
 主な研究テーマ
  • 電子のもつ電荷・スピン・軌道の自由度の競合と協調による多彩な現象
  • 電子相関とスピン軌道相互作用の協奏による新しい量子現象
  • フラストレーションや特異なトポロジーがもたらす奇妙な物性
  • 強い揺らぎのもとで現れる高次の自由度・高次の相関, それらに伴う新しい励起構造・ダイナミクス
  • 表面・界面, 乱れが絡んだナノスケールの新しい現象
  • 新しい数値計算アルゴリズムの開発や改良, etc.
 できごと
  • ドイツ物理学会DPG Spring Meeting(3/15-20, ドイツ ドレスデン)において, 求教授が招待講演を行います.
  • 日本物理学会第75回年次大会における講演情報 (3/16-19, 名古屋大学東山キャンパス)
    • 19aE22-1: "ペロブスカイト酸化物におけるスピン分裂とスピン流生成", 中 惇, 求 幸年, 妹尾仁嗣
    • 17pE24-1: "磁性金属中の磁気ヘッジホッグ格子に対する磁場効果の数値的研究", 奥村 駿, 速水 賢, 加藤康之, 求 幸年
    • 17pB22-10: "2チャンネル近藤格子模型の磁気相図と比熱:クラスター動的平均場法による研究", 乾 幸地, 吉竹純基, 求 幸年
    • 17aB31-9: "キタエフ量子スピン液体に対する乱れの効果", 那須譲治, 求 幸年
    • 17aB31-8: "Kitaev量子スピン液体候補α-RuCl3における磁気励起の異方性", 清水康弘, 長井優弥, 神野貴明, 伊藤正行, 吉竹純基, 那須譲治, 求 幸年
    • 17aB22-11: "Multiple-Q spin textures in itinerant magnet GdRu2Si2", Khanh Nguyen, Taro Nakajima, Satoru Hayami, Shang Gao, Hironori Nakao, Hajime Sagayama, Yuichi Yamasaki, Yukitoshi Motome, Yoshinori Tokura, Takahisa Arima, Shinichiro Seki
    • 17aD20-2: "α-RuCl3のキタエフスピン液体状態におけるChern数の磁場角度依存性", 横井太一, 馬 斯嘯, 笠原裕一, 笠原 成, 芝内孝禎, 栗田伸之, 田中秀数, 那須譲治, 求 幸年, C. Hickey, S. Trebst, 松田祐司
    • 16pB21-2: "パイロクロア酸化物Cd2Re2O7における電流磁気効果の第一原理計算", 安田寛徳, 加藤康之, 速水 賢, 求 幸年
  • アメリカ物理学会March meeting (3/2-6, アメリカ デンバー)における講演情報
  • 名古屋大学の清水康弘講師,伊藤正行教授らのグループ,研究室OBの吉竹純基さん,横浜国立大学の那須譲治准教授と求教授の共著論文がPhysical Review B: Rapid Communicationsに出版されました.(1/29)
  • D3のミシェンコピョートル君,助教の加藤康之さん,PDのTroels Bojesen,ケルン大学のTim Eschmann, Kevin O'Brien, Simon Trebst,ストックホルム大学のMaria Hermannsと求教授の共著論文がPhysical Review Bに出版されました.Editors' Suggestionに選ばれています.(1/18)
  • 研究室OBの赤城裕さん(東大理)と求教授の共著論文日本物理学会第25回論文賞受賞論文に選出されました.
  • 1/8に第14回量子スピン系研究会にて助教の加藤康之さんが講演を行います.

〒 113-8656 文京区本郷 7-3-1 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻
TEL/FAX:03-5841-6817 (内線:26817)

研究室は東京大学本郷キャンパス内の工学部6号館2階にあります (求教授室:225号室)